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Microsoft Officeのサポートには期限があり、期限切れの製品を使い続けることにはさまざまなデメリットがあります。
そこで今回は、Microsoft Officeのサポート期限をご紹介します。
サポート期限が迫っている場合や、すでにサポートが終了している場合は、速やかに最新バージョンに移行しましょう。
Microsoft Officeのサポートの種類
Microsoft Officeには「メインストリームサポート」と「延長サポート」の2種類があります。まずはこの2種類について、どんなものなのか簡単に説明します。
メインストリームサポート
メインストリームサポートとは、Officeのセキュリティを更新するためのプログラムや、仕様変更・新機能の追加を行うためのプログラムを提供するサポートのことです。
つまり、メインストリームサポート期間中は、セキュリティ面でも機能面でもOfficeを快適に使用できるということです。
なおメインストリームサポートは、製品発売後原則5年間無償で提供されます。
延長サポート
延長サポートとは、Officeのセキュリティを更新するためのプログラムを提供するサポートのことです。メインストリームサポートと違い、仕様変更や新機能の追加は行われません。
延長サポートは、メインストリームサポート終了後原則5年間無償で提供されますが、Office 2021からはメインストリームサポートのみとなり、延長サポートは提供されなくなりました。
Microsoft Officeのサポート期限
Microsoft Officeのサポート期限は以下のようになっています。
| メインストリームサポート期限 | 延長サポート期限 | |
|---|---|---|
| Office 2021 | 2026年10月13日 | サポートなし |
| Office 2019 | 2023年10月10日 | 2025年10月14日 |
| Office 2016 | 2020年10月13日 | 2025年10月14日 |
| Office 2013 | 2018年4月10日 | 2023年4月11日 |
| Office 2010 | 2015年10月13日 | 2020年10月13日 |
| Office 2007 | 2012年10月9日 | 2017年10月10日 |
| Office 2003 | 2009年4月14日 | 2014年4月8日 |
この一覧表を見ていただくとわかるとおり、Office 2013以前については現時点（2023年8月）ですでにサポートが終了しています。
Office 2016についてもメインストリームサポートはすでに終了しているので、Office 2016以前をお使いの方は最新バージョンへの移行を検討したほうが良いでしょう。
使用中のMicrosoft Officeのバージョンを確認する方法
「サポート期限はわかったけど、自分のOfficeのバージョンが何なのかわからない」という場合は、WordやExcelなどいずれかのOfficeソフトを起動して「アカウント」をクリックし、「製品情報」の部分を確認してみてください。ここにバージョンが記載されています。
ソフト起動後にスタート画面が表示されない場合は、［Alt］⇒［F］⇒［D］の順に押すことでアカウント画面を表示できます。
Microsoft Officeをサポート終了後も使い続けるとどうなる？
冒頭でもお話しましたが、サポートが終了したMicrosoft Officeを使い続けることにはさまざまなデメリットがあります。
そのデメリットというのがこちらです。
- ウイルス感染のリスクが高まる
- 信用失墜のリスクが高まる
- テクニカルサポートを受けられない
デメリット1：ウイルス感染のリスクが高まる
サポートが終了すると、Officeに脆弱性が見つかってもそれを修正するプログラムが提供されないため、ウイルス感染のリスクが高まります。
パソコンがウイルスに感染した場合、以下のようなことが起こり得ます。
- パソコンの動作が重くなる
- 画面に怪しい広告が表示される
- ファイルが勝手に削除される
- パソコンが遠隔操作される
- 個人情報が漏洩・悪用される
mono
修理や買い替えでお金が飛んだり、仕事がストップしたりするので、かなり痛いです。
デメリット2：信用失墜のリスクが高まる
ウイルスの脅威にさらされた状態のOfficeを使い続けるということは、周囲の人たちもウイルスの脅威にさらすということです。
すでに自分がウイルスに感染していて、「知らないうちに周りにもウイルスをバラまいていた」「知らないうちに仕事の機密情報が漏洩していた」なんてケースもあります。
このようなことが起これば信用失墜は免れません。たとえ起こらなかったとしてもセキュリティ意識の低さを露呈することになるため、信用度は少なからず下がるでしょう。
mono
プライベートで使うならまだしも、仕事で使うならこのデメリットは看過できません。
デメリット3：テクニカルサポートを受けられない
「インストールできない」「操作方法がわからない」といった技術的なトラブルが発生したとき、サポート期間中は有償でサポートを受けられますが、サポート終了後は一切受けられません。
ネットで調べれば解決できる場合もありますが、解決法が見つからない場合もあるので、テクニカルサポートを受けられないのは厳しいです。
まとめ
今回は、Microsoft Officeのサポート期限をご紹介しました。
Office 2016以前のものはメインストリームサポートと延長サポートの両方が終了、またはメインストリームサポートが終了しています。該当する製品をお使いの方は最新バージョンへの移行を検討しましょう。
どのエディションを購入するべきか悩んだら、以下の記事を参考にしてみてください。
