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今回は、Excelを開いているのに表示されないときの対処法をご紹介します。
- シート全体がグレーになって表示されない
- タスクバーにアイコンはあるのに画面上にExcelが表示されない
このような状況にある方はぜひ参考にしてみてください。
Excelを開いているのにシート全体がグレーになって表示されないときの対処法
Excelを開いているのにシート全体がグレーになって表示されないときの対処法には、以下のようなものがあります。
- ウィンドウを再表示する
- 標準ビューにする
- DDEを無視する
- ハードウェアグラフィックアクセラレータを無効にする
- アドインを無効にする
- Excelを再起動する
- Officeを更新する
- Officeを修復する
- Officeを再インストールする
対処法1:ウィンドウを再表示する

上の画像のように、シート全体がグレーになっていて、行番号や列番号も表示されていない場合、「ウィンドウを表示しない」を誤ってクリックしてしまった可能性があります。

この場合は、ウィンドウを再表示すれば解決します。ウィンドウを再表示するには、「表示」タブ⇒「ウィンドウの再表示」をクリックし、「ウィンドウの再表示」が表示されたら問題のブックを選択して「OK」をクリックします。

これでシートが表示されます。

対処法2:標準ビューにする

上の画像のように、行番号や列番号は表示されているのに、セル部分がグレーになっている場合、「改ページプレビュー」を誤ってクリックしてしまった可能性があります。

この場合は、標準ビューにすれば解決します。標準ビューにするには、「表示」タブ⇒「標準」をクリックします。

これでシートが表示されます。

対処法3:DDEを無視する
「DDE(Dynamic Data Exchange)」と呼ばれるプログラムを起動してファイルを開く機能を無視すると、シートが表示される可能性があります。
DDEを無視するには、まずExcelを起動した状態で[Alt]⇒[T]⇒[O]の順に押し、「Excelのオプション」が表示します。表示されたら「詳細設定」⇒「Dynamic Data Exchange(DDE)を使用する他のアプリケーションを無視する」にチェックを付けて「OK」をクリックします。

設定を変更したらExcelを再起動し、シートが表示されるか確認してください。
対処法4:ハードウェアグラフィックアクセラレータを無効にする
「ハードウェアグラフィックアクセラレータ」と呼ばれるグラフィック機能を無効にすると、シートが表示される可能性があります。
ハードウェアグラフィックアクセラレータを無効にするには、まずExcelを起動した状態で[Alt]⇒[T]⇒[O]の順に押し、「Excelのオプション」が表示します。表示されたら「詳細設定」⇒「ハードウェアグラフィックアクセラレータを無効にする」にチェックを付けて「OK」をクリックします。設定を変更したらExcelを再起動し、シートが表示されるか確認してください。
ただし、Officeのバージョンによってはこの設定項目は存在しません。
対処法5:アドインを無効にする
アドインを追加したあとにこの現象が発生した場合、アドインが悪さをしている可能性があります。いったんアドインを無効にしてみましょう。
アドインを無効にするには、まずExcelを起動した状態で[Alt]⇒[T]⇒[O]の順に押し、「Excelのオプション」が表示します。表示されたら「アドイン」⇒「設定」をクリックします。

「アドイン」が表示されたら、無効にしたいアドインのチェックを外して「OK」をクリックします。

設定を変更したらExcelを再起動し、シートが表示されるか確認してください。
対処法7:Officeを更新する
どのファイルでも同様の現象が発生する場合、Office自体に問題があるのかもしれません。Officeの更新プログラムが配信されている場合、そのプログラムを適用すればOfficeの問題が修正され、シートが表示される可能性があります。
Officeを更新するには、Excelを起動した状態で[Alt]⇒[F]⇒[D]の順に押して「アカウント」を表示し、「更新オプション」⇒「今すぐ更新」をクリックします。更新プログラムがある場合は、数秒で更新が開始されます。

更新が完了したらExcelを再起動し、シートが表示されるか確認してください。
対処法8:Officeを修復する
Officeを更新しても問題が解決しない場合や、新しい更新プログラムが配信されていない場合は、Officeを修復してみましょう。
Officeを修復するには、まず開いているOfficeファイルをすべて閉じます。ファイルを閉じたら、Windows11の場合、Windowsキー+[X]⇒[P]の順に押して「設定」の「インストールされているアプリ」を表示し、Microsoft Officeの「⋯」⇒「変更」をクリックします。

「Microsoft365とOfficeプログラムをどのように修復しますか?」と表示されたら「クイック修復」を選択して「修復」をクリックします。

クイック修復が完了したらExcelを再起動し、シートが表示されるか確認してください。クイック修復でシートが表示されなければ、同じ手順で「オンライン修復」を試してみましょう。
対処法9:Officeを再インストールする
Officeを修復しても問題が解決しない場合は、Officeを再インストールしてみましょう。
Officeの再インストール方法については以下の記事で詳しく解説していますので、そちらを参考にしてみてください。
Excelを開いてタスクバーにアイコンもあるのに画面上に表示されないときの対処法
Excelを開いてタスクバーにアイコンもあるのに画面上に表示されないのは、Excelが画面外に移動してしまっているからです。Excelを選択した状態でマウスを勢いよく動かしたりすると、画面外に移動してしまうことがあります。
Excelが画面外に移動してしまったときの対処法には、以下のようなものがあります。
- 矢印キーでウィンドウを移動させる
- ウィンドウを整列させる
対処法1:矢印キーでウィンドウを移動させる
1つ目は、矢印キーを使ってウィンドウを移動させる方法です。
矢印キーを使ってウィンドウを移動させるには、まずタスクバーのExcelアイコンにカーソルを合わせ、Excelのプレビューが表示されたら、そのプレビュー上で右クリックし、「移動」をクリックします。

するとカーソルが十字の矢印キーに変わるので、その状態で移動したい方向への矢印キーを押します。上に移動したい場合は、見える位置にウィンドウがくるまで上矢印キーを長押しします。

対処法2:ウィンドウを整列させる
2つ目は、ウィンドウを整列させる方法です。
ウィンドウを整列させるには、まず新規でExcelファイルを開きます。新規ファイルは通常通り画面上に表示されるはずです。
続いて新規ファイルのほうで「表示」タブ⇒「整列」をクリックし、「ウィンドウの整列」が表示されたらそのまま「OK」をクリックします。

すると、画面外に移動していたファイルと新規ファイルが画面上に並んで表示されます。

まとめ
今回は、Excelを開いているのに表示されないときの対処法をご紹介しました。
シート全体がグレーになって表示されない場合は、ウィンドウを再表示するか、標準ビューにすることで解決するケースが多いです。Excelが画面外に移動して見えない場合は、矢印キーでウィンドウを移動させるか、ウィンドウを整列させると良いでしょう。