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Outlookのプロファイルやデータファイルを修復する方法

Outlookのプロファイルやデータファイルを修復する方法

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「起動しない」「メールが受信できない」などOutlookで何らかの問題が発生している場合、Outlookのデータの破損が原因で、破損したデータを修復することで直るケースがあります。

そこで今回は、Outlookのプロファイルやデータファイルを修復する方法をご紹介します。

Outlookの「プロファイル」「データファイル」とは

まずは、Outlookの「プロファイル」と「データファイル」について、それぞれどういったものなのか簡単に説明します。

プロファイル:メールアカウントの設定に関する情報が保存されたファイル

プロファイル(電子メールプロファイル)とは、メールアカウント情報(ユーザー名、パスワードなど)や、データファイルの保存場所などが保存されているファイルのことです。

データファイル:メールアカウントと紐づいたデータが保存されたファイル

データファイルとは、メールアカウントと紐づくメール、連絡先、予定表などが保存されているファイルのことです。

データファイルには「.pstファイル」や「.ostファイル」があり、POP方式のメールアカウントは.pstファイルに、IMAP方式やOutlookのメールアカウントなどは.ostファイルにデータが保存されます。

なお、IMAP方式やOutlookのメールアカウントはサーバーにデータが保存されるため、.ostファイルとして端末に保存されるデータは、サーバーのデータのコピーになります。

Outlookのプロファイルを修復する方法

Outlookのプロファイルを修復する手順は以下のとおりです。

  1. アカウント設定を表示する
  2. メールアカウント選択して修復を実行する
  3. Outlookを再起動する

手順1:アカウント設定を表示する

まずはOutlookを起動した状態で[Alt]⇒[F]の順に押して「アカウント情報」画面を表示し、「アカウント設定」⇒「アカウント設定」をクリックします。

Outlook

「アカウント設定」が表示されたらOKです。

Outlook

手順2:メールアカウント選択して修復を実行する

次に「アカウント設定」の一覧の中から修復したいメールアカウントを選択して「修復」をクリックします。ただし、Outlookのメールアカウントは「修復」がグレーアウトしていてクリックできない場合があります。その場合は修復ではなくメールアカウントの再設定を行いましょう。

Outlook

以下のような画面が表示されたら「修復」をクリックします。

Outlook
MEMO

修復を実行できない場合は「再試行」をクリックしてメールアカウントにログインしましょう。

「アカウントが正常に修復されました」と表示された「完了」をクリックします。

Outlook

手順3:Outlookを再起動する

修復が完了したらOutlookを再起動して作業完了です。

Outlookのデータファイルを修復する方法

Outlookのデータファイルを修復する手順は以下のとおりです。

  1. SCANPST.EXEを起動する
  2. メールアカウントを選択してスキャンする
  3. エラーが検出されたら修復を実行する
  4. Outlookを起動して修復したデータファイルと紐づくプロファイルを選択する

なお、Outlookを起動している場合はいったん終了させましょう。

手順1:SCANPST.EXEを起動する

まずはOutlookに内蔵されている「SCANPST.EXE」という修復ツールを起動します。

Windowsキー+[E]を押してエクスプローラーを起動し、ナビゲーションウィンドウから「PC」⇒「Windows(C:)」を選択⇒右上の検索ボックスに「SCANPST.EXE」と入力します。しばらくすると「SCANPST.EXE」が表示されるので、それをダブルクリックしましょう。

Outlook

「Microsoft Outlook 受信トレイ修復ツール」が表示されたらOKです。

Outlook

手順2:メールアカウントを選択してスキャンする

次に、メールアカウントを選択してスキャンします。

「参照」をクリックします。

Outlook

ファイルの選択画面になったら、.pstファイルまたは.ostファイルを選択します。これらのファイルは通常、以下の場所に保存されています。

.pstファイル

C:¥Users¥<ユーザー名>¥Documents¥Outlook ファイル

.ostファイル

C:¥Users¥<ユーザー名>¥AppData¥Local¥Microsoft¥Outlook

ファイルを選択したら「開始」をクリックします。

Outlook

手順3:エラーが検出されたら修復を実行する

スキャンの結果エラーが検出されると以下のような画面になるので、そのまま「修復」をクリックします。

Outlook

「修復が完了しました」と表示されたら「OK」をクリックします。

Outlook

手順4:Outlookを起動して修復したデータファイルと紐づくプロファイルを選択する

最後にOutlookを起動して修復したデータファイルと紐づくプロファイルを選択します。

Outlookを起動すると「プロファイルの選択」が表示されるので、該当するプロファイルを選択して「OK」をクリックします。これで作業は完了です。

Outlook

Outlookのデータファイルを修復できないときの対処法

Outlookのデータファイルは、以下のような原因で修復できないこともあります。

  • 修復ツール自体が破損している
  • 修復ツールで修復できないエラーが発生している
  • データファイルが暗号化されている
  • データファイルのサイズが大きすぎる

このような場合にデータファイルを修復する方法としては、「修復 for Outlook 12」などの外部の修復ツールを利用する方法があります。

こちらは修復できなかった場合に購入代金を返金してもらえる返金保証が付いているので、万が一修復できなくてもお金が無駄になりません。

まとめ

今回は、Outlookのプロファイルやデータファイルを修復する方法をご紹介しました。

プロファイルの修復は「アカウント設定」画面から、データファイルの修復は「SCANPST.EXE」という修復ツールを使って行います。

データファイルをうまく修復できない場合は、「修復 for Outlook 12」という外部の修復ツールを使ってみるのも良いでしょう。