OutlookでURLや共有フォルダのパスがリンクにならない(青くならない)時の対処法

OutlookでURLや共有フォルダのパスがリンクにならない(青くならない)時の対処法

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Outlookのメール本文にURLや共有フォルダのパスを入力すると、通常は青文字の「ハイパーリンク」になりますが、やり方によってはリンクにならないことがあります。

リンクにならないと、メールの相手はリンクがあることに気づかないかもしれませんし、気づいてもスムーズにアクセスできません。これではメールを送ったほうも受け取ったほうも困ってしまいますよね。

そこで今回は、OutlookでURLや共有フォルダのパスがリンクにならないときの対処法をご紹介します。

OutlookでURLや共有フォルダのパスがリンクにならない原因

OutlookでURLや共有フォルダのパスがリンクにならない原因には、以下のようなものがあります。

  • メール形式がテキスト形式になっている
  • URLやパスにスペースや全角文字が含まれている
  • インターネットとネットワークのアドレスがハイパーリンクに変更されない設定になっている

原因1:メール形式がテキスト形式になっている

Outlook

メール形式を「HTML形式」あるいは「リッチテキスト形式」から「テキスト形式」に変更すると、それまでリンクになっていたテキストが通常のテキストに置き換えられてしまいます。

原因2:URLやパスにスペースや全角文字が含まれている

Outlook

URLやパスにスペースや全角文字が含まれていると、本文に直接入力しただけではリンクになりません。

原因3:インターネットとネットワークのアドレスがハイパーリンクに変更されない設定になっている

Outlook

Outlookの設定項目「インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する」のチェックが外れていると、URLやパスを本文に直接入力してもリンクになりません。

OutlookでURLや共有フォルダのパスがリンクにならないときの対処法

OutlookでURLや共有フォルダのパスがリンクにならないときの対処法には、以下のようなものがあります。

  • メール形式をHTML形式にする
  • ハイパーリンクを設定する
  • パスを括弧で囲む
  • インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する設定にする

対処法1:メール形式をHTML形式にする

タイトルバーに「メッセージ(テキスト形式)」と書かれている場合、メール形式がテキスト形式になっていますので、HTML形式に変更しましょう。

Outlook

作成中のメールをHTML形式に変更するには、「書式設定」タブ⇒「HTML」をクリックします。これでメール形式がHTML形式になります。

Outlook

対処法2:ハイパーリンクを設定する

URLやパスが正しい場合で、本文に直接入力してリンクにならないときは、ハイパーリンクを設定すると良いでしょう。

ハイパーリンクを設定するには、まずハイパーリンクのテキストを入力し、入力したテキストを選択して[Ctrl]+[K]を押します。

Outlook

「ハイパーリンクの挿入」が表示されたら、「アドレス」の欄にURLまたはパスを入力して「OK」をクリックします。

Outlook

これで入力したテキストにハイパーリンクが設定されます。

Outlook

対処法3:パスを括弧で囲む

スペースや全角文字が含まれているパスは、全体を括弧<>で囲むとリンクになります。

たとえば、¥¥aaa ¥bbb ¥cccというパスをリンクにしたい場合は、このパスを囲むように<>を入力して[Enter]を押すと、通常のテキストからリンクに変わります。

Outlook

対処法4:インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する設定にする

URLやパスを本文に直接入力したとき自動的にリンクにするには、Outlookの設定を変更します。

そのためには、まずOutlookを起動した状態で[Alt]⇒[F]⇒[T]の順に押し、「Outlookのオプション」を表示します。表示されたら「メール」⇒「編集オプション」をクリックします。

Outlook

「編集オプション」が表示されたら、「オートコレクトのオプション」をクリックします。

Outlook

「オートコレクト」が表示されたら「入力オートフォーマット」タブを開き、「インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する」にチェックを付けて「OK」をクリックします。

Outlook

「編集オプション」に戻ったら「OK」をクリックします。

Outlook

「Outlookのオプション」に戻ったら「OK」をクリックします。

Outlook

設定を変更したらOutlookを再起動してURLやパスがリンクになるかどうか確認してみてください。

Outlookで共有フォルダのパスを括弧で囲んでもリンクにならない?

パスを括弧で囲んでもリンクにならない場合は、メール形式をいったん「テキスト形式」にしてから「HTML形式」に戻してみましょう。HTML形式に戻した後にリンクの末尾で[Enter]を押すとリンクになるはずです。

Outlook

このやり方でもリンクにならない場合は、パスが正しくない可能性があります。

Windowsの場合、共有フォルダのパスは¥¥aaa ¥bbb ¥cccのように、パスの先頭が「¥¥」、フォルダやファイルの区切りが「¥」となっています。C:¥aaa ¥bbb ¥cccのようなパスは共有フォルダのパスとして正しくないので、括弧で囲ってもリンクになりません。

Outlook

ちなみに共有フォルダのパスは共有フォルダを右クリック⇒「プロパティ」で表示される「◯◯のプロパティ」の「共有」タブで確認できます。

Windows
Windows

Outlookでリンクを開けないときの対処法

相手からのメールにあるリンクを開けないときは、URLまたはパスをコピーし、ブラウザまたはエクスプローラーのアドレスバーに貼り付けて[Enter]を押しましょう。

Chrome
ブラウザの場合
Windows
エクスプローラーの場合

まとめ

今回は、OutlookでURLや共有フォルダのパスがリンクにならないときの対処法をご紹介しました。

メール形式がテキスト形式になっている場合は、HTML形式に変更することで解決する可能性が高いです。

HTML形式なのにリンクにならない場合は、ハイパーテキストを設定するか、パスを括弧で囲むか、「インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する」にチェックを付けることで解決するはずです。ぜひ試してみてくださいね。