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Excelでは、「関数」と呼ばれるあらかじめ用意された数式を使うことで、計算・抽出・分割など、さまざまな処理を効率よく・正確におこなうことができます。
関数は500種類以上ありますが、すべてを覚える必要はありません。使用頻度の高い関数をいくつか覚えるだけで、作業効率が大幅にアップしますよ!
そこで今回は、Excelのよく使う関数を簡単な実例付きでご紹介します。
足し算・引き算・掛け算・割り算は関数なしでもできる
前提として、足し算、引き算、掛け算、割り算については、関数を使わなくても「演算記号」を使うだけで計算できます。
足し算、引き算、掛け算、割り算で使う演算記号と、A2=10、B2=5とした場合の数式・結果は以下のとおりです。
演算記号 | 数式 | 結果 | |
---|---|---|---|
足し算 | + | =A2+B2 | 15 |
引き算 | - | =A2-B2 | 5 |
掛け算 | * | =A2*B2 | 50 |
割り算 | / | =A2/B2 | 2 |
ただし、足し算したいセルが多い場合は「SUM関数」を、掛け算したいセルが多い場合は「PRODUCT関数」を使うと、数式がコンパクトにまとまって見やすくなります。
汎用性バツグンの基本的なExcel関数16選【初心者~中級者向け】
まずは、汎用性バツグンの基本的なExcel関数をご紹介します。
以下の関数は、日常的な集計・論理判断・検索・日付処理などで役立ちます。単体で使うこともあれば別の関数と組み合わせて使うこともあり、汎用性が高いです。
SUM関数 | 合計を出す関数 |
---|---|
AVERAGE関数 | 平均を出す関数 |
VLOOKUP関数 | 左端の列から検索して、対応する右の列からデータを返す関数 |
IF関数 | 条件によって処理を分ける関数 |
COUNTIF関数 | 条件に合う数を数える関数 |
MAX関数 | 最大値を求める関数 |
MIN関数 | 最小値を求める関数 |
AND関数 | すべての条件が満たされているか判定する関数 |
OR関数 | いずれかの条件が満たされているか判定する関数 |
ROW関数 | セルの行番号を取得する関数 |
ROUND関数 | 四捨五入する関数 |
ROUNDUP関数 | 切り上げる関数 |
ROUNDDOWN関数 | 切り捨てる関数 |
TODAY関数 | 今日の日付を表示する関数 |
DATEDIF関数 | 2つの日付の差を求める関数 |
EOMONTH関数 | 月末の日付を求める関数 |
SUM関数:合計を出す関数

SUM関数(サム関数)は、数値の合計を求める関数です。
SUM(数値1, [数値2], …)
- 数値1(必須)
- 合計したい数値を指定する。
- 数値2(省略可)
- 合計したい追加の数値を指定する。
なお、「数値」は最大255個まで指定できます。
- 売上の総額を知りたい
- 全教科の合計点を知りたい
AVERAGE関数:平均を出す関数

AVERAGE関数(アベレージ関数)とは、数値の平均を求める関数です。
AVERAGE(数値1, [数値2], …)
- 数値1(必須)
- 平均を求めたい数値を指定する。
- 数値2(省略可)
- 平均を求めたい追加の数値を指定する。
なお、「数値」は最大255個まで指定できます。
- 1日の平均売上を知りたい
- テストの平均点を知りたい
VLOOKUP関数:左端の列から検索して、対応する右の列からデータを返す関数

VLOOKUP関数(ブイルックアップ関数)は、範囲の1列目で値を検索し、一致するセルと同じ行にある値を返す関数です。
VLOOKUP(検査値, 範囲, 列番号, [検索の型])
- 検査値(必須)
- 検索する値を指定する。
- 範囲(必須)
- 検索する値と取得したい値を含む範囲を指定する。
- 列番号(必須)
- 取得したい値が【範囲】の何列目にあるか指定する。
- 検索の型(省略可)
- 検索方法を以下のいずれかで指定する。省略すると「TRUE」として処理される。
- TRUE:近似値で検索する。【範囲】の1列目を昇順に並べ替えておく必要がある。
- FALSE:完全一致で検索する。【範囲】の並べ替えは必要ない。
- 1列目の商品コードから2列目の商品名を調べたい
IF関数:条件によって処理を分ける関数

IF関数(イフ関数)は、条件を満たす場合と満たさない場合とで処理を変える関数です。
IF(論理式, 真の場合, 偽の場合)
- 論理式(必須)
- 条件を指定する。
- 真の場合(必須)
- 条件を満たす場合の処理を指定する。
- 偽の場合(必須)
- 条件を満たさない場合の処理を指定する。
- 点数に応じて「合格」「不合格」と表示したい
- 在庫が0なら「欠品中」と表示したい
COUNTIF関数:条件に合う数を数える関数

COUNTIF関数(カウントイフ関数)とは、単一の条件に一致するセルの個数を求める関数です。
COUNTIF(範囲, 検索条件)
- 範囲(必須)
- 検索する範囲を指定する。
- 検索条件(必須)
- 検索する条件を指定する。
- 判定が「合格」の人数を知りたい
- 「未完了」のタスク数を知りたい
MAX関数:最大値を求める関数

MAX関数(マックス関数)は、最大値を返す関数です。
MAX(数値1, [数値2], …)
- 数値1(必須)
- 最大値を求めたい数値を指定する。
- 数値2(省略可)
- 最大値を求めたい追加の数値を指定する。
なお、「数値」は最大255個まで指定できます。
- 一番高い売上額を知りたい
- テストの最高点を知りたい
MIN関数:最小値を求める関数

MIN関数(ミニマム関数)は、最小値を返す関数です。
MIN(数値1, [数値2], …)
- 数値1(必須)
- 最小値を求めたい数値を指定する。
- 数値2(省略可)
- 最小値を求めたい追加の数値を指定する。
なお、「数値」は最大255個まで指定できます。
- 一番低い売上額を知りたい
- テストの最低点を知りたい
AND関数:すべての条件が満たされているか判定する関数

AND関数(アンド関数)は、すべての条件を満たす場合は「TRUE」を返し、それ以外は「FALSE」を返す関数です。
AND(論理式1, [論理式2], …)
- 論理式1(必須)
- 条件を指定する。
- 論理式2(省略可)
- 追加の条件を指定する。
なお、「論理式」は最大255個まで指定できます。
- 「男性」かつ「30歳以上」か確認したい
- 「2025年7月1日以降」かつ「2025年7月31日以前」か確認したい
OR関数:いずれかの条件が満たされているか判定する関数

OR関数(オア関数)は、一つでも条件を満たす場合は「TRUE」を返し、それ以外は「FALSE」を返す関数です。
OR(論理式1, [論理式2], …)
- 論理式1(必須)
- 条件を指定する。
- 論理式2(省略可)
- 追加の条件を指定する。
なお、「論理式」は最大255個まで指定できます。
- 「北海道」または「東北」か確認したい
- 「国語が80点以上」または「数学が80点以上」か確認したい
ROW関数:セルの行番号を取得する関数

ROW関数(ロウ関数)は、範囲の行番号を返す関数です。
ROW([範囲])
- 範囲(省略可)
- 行番号を求めたい範囲を指定する。省略するとROW関数が入力されたセルの行番号が返される。
- 行に自動で番号を振りたい
ROUND関数:四捨五入する関数

ROUND関数(ラウンド関数)は、指定された桁数で四捨五入する関数です。
ROUND(数値, 桁数)
- 数値(必須)
- 四捨五入する数値を指定する。
- 桁数(必須)
- 四捨五入する桁数を整数で指定する。
- 端数を四捨五入したい
ROUNDUP関数:切り上げる関数

ROUNDUP関数(ラウンドアップ関数)は、指定された桁数で切り上げる関数です。
ROUNDUP(数値, 桁数)
- 数値(必須)
- 切り上げる数値を指定する。
- 桁数(必須)
- 切り上げる桁数を整数で指定する。
- 端数を切り上げたい
ROUNDDOWN関数:切り捨てる関数

ROUNDDOWN関数(ラウンドダウン関数)は、指定された桁数で切り捨てる関数です。
ROUNDDOWN(数値, 桁数)
- 数値(必須)
- 切り捨てる数値を指定する。
- 桁数(必須)
- 切り捨てる桁数を整数で指定する。
- 端数を切り捨てたい
TODAY関数:今日の日付を表示する関数

TODAY関数(トゥデイ関数)は、現在の日付を返す関数です。
TODAY()
TODAY関数には引数はありません。
- 現在の日付を表示したい
- 現在の日付を、期間の計算の基準の一つとして使いたい
DATEDIF関数:2つの日付の差を求める関数

DATEDIF関数(デイトディフ関数)は、指定された方法で期間を求める関数です。
DATEDIF(開始日, 終了日, 単位)
- (必須)
- 期間の始点となる日付を指定する。
- (必須)
- 期間の終点となる日付を指定する。
- (必須)
- 期間の表し方を指定する。
- “Y”:期間を「満年数」で表す。
- “M”:期間を「満月数」で表す。
- “D”:期間を「満日数」で表す。
- “MD”:期間を「年と月を無視した日数」で表す。
(例)2000/4/1 –2001/5/15 → 1 – 15 = 14 - “YM”:期間を「年と日を無視した月数」で表す。終了日の日数が開始日の日数を下回る場合は不正確な結果となる。
(例)2000/4/1–2001/5/15→ 4 – 5 = 1 - “YD”:期間を「年を無視した日数」で表す。
(例)2000/4/1 –2001/5/15 → 4/1 – 5/15 = 44
- 勤続年数を知りたい
- 期限日までの日数を知りたい
EOMONTH関数:月末の日付を求める関数

EOMONTH関数(イーオーマンス関数)は、開始日から起算して指定した月数だけ前または後の月末の日付を返す関数です。
EOMONTH(開始日, 月)
開始日(必須) | 基準となる日付を指定する。 |
---|---|
月(必須) | 【開始日】から起算する月数を数値で指定する。正の値を指定すると【開始日】より後の日付が返され、負の値を指定すると【開始日】より前の日付が返される。 |
- 締め日(月末)を表示したい
- 月末の日付を、期間の計算の基準の一つとして使いたい
実務で役立つな実践的なExcel関数12選【中級者~上級者向け】
次に、実務で役立つ実践的なExcel関数をご紹介します。
以下の関数は、複雑な条件での集計や検索、大量データの抽出・並び替え、エラー処理、自動化など、実務での効率化や精度向上に欠かせません。Excelを使う業務がメインであれば、これらの関数もぜひあわせて覚えておきましょう。
SUMIFS関数 | 複数条件に合う値の合計を出す関数 |
---|---|
COUNTIFS関数 | 複数条件に合うデータの数を数える関数 |
XLOOKUP関数 | 上下左右どこからでも検索して、任意の列や行からデータを返す関数 |
INDEX関数 | 指定した位置の値を取り出す関数 |
MATCH関数 | 指定した値の位置を調べる関数 |
IFERROR関数 | エラーが出たときの値を指定できる関数 |
NETWORKDAYS関数 | 土日と指定日を除いた日数を計算する関数 |
SUBSTITUTE関数 | 文字列の一部を置き換える関数 |
UNIQUE関数 | 重複を除いた値を取り出す関数 |
FILTER関数 | 条件に合うデータを抽出する関数 |
OFFSET関数 | 指定した位置にあるセルや範囲を参照する関数 |
WEBSERVICE関数 | Webからデータを取得する関数 |
SUMIFS関数:複数条件に合う値の合計を出す関数

SUMIFS関数(サムイフス関数)は、複数の条件に一致する数値の合計を求める関数です。
SUMIFS(合計対象範囲, 条件範囲1, 条件1, [条件範囲2], [条件2], …)
- 合計対象範囲(必須)
- 合計したい範囲を指定する。
- 条件範囲1(必須)
- 1つ目の条件を検索する範囲を指定する。
- 条件1(必須)
- 1つ目の条件を指定する。
- 条件範囲2(省略可)
- 2つ目の条件を検索する範囲を指定する。
- 条件2(省略可)
- 2つ目の条件を指定する。
なお、「条件範囲」と「条件」は、最大127組まで指定できます。
- 2025年6月(「2025年6月1日以降」かつ「2025年6月30日以前」)の販売数を知りたい
COUNTIFS関数:複数条件に合うデータの数を数える関数

COUNTIFS関数(カウントイフス関数)は、複数の条件に一致するセルの個数を求める関数です。
COUNTIFS(条件範囲1, 検索条件1, [条件範囲2], [検索条件2], …)
- 条件範囲1(必須)
- 1つ目の条件を検索する範囲を指定する。
- 検索条件1(必須)
- 1つ目の条件を指定する。
- 条件範囲2(省略可)
- 2つ目の条件を検索する範囲を指定する。
- 検索条件2(省略可)
- 2つ目の条件を指定する。
なお、「条件範囲」と「検索条件」は、最大127組まで指定できます。
- 20代(「20歳以上」かつ「29歳以下」)の参加者数を知りたい
XLOOKUP関数:上下左右どこからでも検索して、任意の列や行からデータを返す関数

XLOOKUP関数(エックスルックアップ関数)は、条件に一致する値を返す関数です。
XLOOKUP(検査値, 検索範囲, 戻り範囲, [見つからない場合], [一致モード], [検索モード])
- 検査値(必須)
- 検索する値を指定する。
- 検索範囲(必須)
- 検索する値を含む範囲を指定する。範囲の高さは【戻り範囲】と同じにする。
- 戻り範囲(必須)
- 取得したい値を含む範囲を指定する。範囲の高さは【検索範囲】と同じにする。
- 見つからない場合(省略可)
- 【検索値】が見つからない場合に表示する値を指定する。
- 一致モード(省略可)
- 一致の種類を以下のいずれかで指定する。省略すると「0」として処理される。
- 0:完全一致で検索する。見つからない場合は、【見つからない場合】の値を返す。
- -1:完全一致で検索する。見つからない場合は、次に見つかった小さな値を返す。
- 1:完全一致で検索する。見つからない場合は、次に見つかった大きな値を返す。
- 2:「*」「?」「~」をワイルドカードとして使用できる。
- 検索モード(省略可)
- 検索の方向を以下のいずれかで指定する。省略すると「1」として処理される。
- 1:先頭から末尾に向かって検索する。
- -1:末尾から先頭に向かって検索する。
- 2:先頭から末尾に向かって高速で検索する。データを昇順に並べ替えておく必要がある。
- -2:末尾から先頭に向かって高速で検索する。データを降順に並べ替えておく必要がある。
- 2列目にある名前から1列目にある社員IDを調べたい
INDEX関数:指定した位置の値を取り出す関数

INDEX関数(インデックス関数)は、指定された行と列が交差する位置にあるセルの値を返す関数です。
INDEX(参照, 行番号, 列番号, [領域番号])
- 参照(必須)
- 取得したい値を含む範囲を指定する。複数の範囲を指定する場合は、(範囲1,範囲2,範囲3)のように全体を()で囲み、それぞれの範囲を「,」で区切る。
- 行番号(必須)
- 【参照】の何行目の値を取得したいか指定する。
- 列番号(必須)
- 【参照】の何列目の値を取得したいか指定する。
- 領域番号(省略可)
- 【参照】で複数の範囲を指定した場合、何番目の範囲で検索するか指定する。省略すると1番目の範囲が検索の対象となる。
- 支店と月がクロスする表を元に、「A支店」の「7月」の売上金額を抽出したい(MATCH関数と組み合わせる)
MATCH関数:指定した値の位置を調べる関数
MATCH関数(マッチ関数)は、値と一致する位置が範囲の何行目または何列目にあるか返す関数です。
MATCH(検査値, 検査範囲, [照合の型])
- 検査値(必須)
- 検索する値を指定する。
- 検査範囲(必須)
- 検索する範囲を指定する。
- 照合の型(省略可)
- 検索方法を以下のいずれかで指定する。省略すると「1」として処理される。
- 1:【検索値】以下の最大値で検索する。【検査範囲】を昇順に並べ替えておく必要がある。
- 0:【検索値】と完全一致で検索する。【検査範囲】の並べ替えは必要ない。
- -1:【検査値】以上の最小値で検索する。【検査範囲】を降順に並べ替えておく必要がある。
- 支店と月がクロスする表を元に、「A支店」の「7月」の売上金額を抽出したい(INDEX関数と組み合わせる)
IFERROR関数:エラーが出たときの値を指定できる関数

IFERROR関数(イフエラー関数)は、数式がエラーでなければ数式の結果を返し、エラーであれば指定された値を返す関数です。
IFERROR(値, エラーの場合の値)
- 値(必須)
- エラーかどうかをチェックする数式を指定する。
- エラーの場合の値(必須)
- 【値】がエラーの場合に返す値を指定する。
- エラーの場合は「該当なし」と表示したい
- エラーの場合は空欄にしたい
NETWORKDAYS関数:土日と指定日を除いた日数を計算する関数

NETWORKDAYS関数(ネットワークデイズ関数)は、ある期間から土日と指定した日を除いた日数を返す関数です。
NETWORKDAYS(開始日, 終了日, [除外する日付])
開始日(必須) | 期間の起算日を表す日付を指定する。 |
---|---|
終了日(必須) | 期間の最終日を表す日付を指定する。 |
除外する日付(省略可) | 日数から除外する日付を指定する。省略すると土日だけが除外される。 |
- プロジェクトの実働日数を計算したい
- 有給取得日数を除いた勤務日数を知りたい
SUBSTITUTE関数:文字列の一部を置き換える関数

SUBSTITUTE関数(サブスティチュート関数)は、指定された文字列を別の文字列に置き換える関数です。
SUBSTITUTE(文字列, 検索文字列, 置換文字列, [置換対象])
- 文字列(必須)
- 置き換えたい文字列を含む文字列を指定する。
- 検索文字列(必須)
- 置き換えたい文字列を指定する。
- 置換文字列(必須)
- どのような文字列に置き換えるか指定する。
- 置換対象(省略可)
- 【検索文字列】が複数見つかった場合、左から何番目を置き換えるか指定する。省略するとすべての【検索文字列】が置き換えの対象となる。
- 電話番号のハイフンを削除したい
- 「株式会社」を「(株)」に変換したい
UNIQUE関数:重複を除いた値を取り出す関数

UNIQUE関数(ユニーク関数)は、重複しないデータを抽出する関数です
UNIQUE(範囲, [検索方向], [回数])
- 範囲(必須)
- 重複データを含むセル範囲を指定する。
- 検索方向(省略可)
- 重複をチェックする方法を以下のいずれかで指定する。省略すると「FALSE」として処理される。
- TRUE:右方向にチェックする。
- FALSE:下方向にチェックする
- 回数(省略可)
- 何回出現するデータを抽出するか以下のいずれかで指定する。省略すると「FALSE」として処理される。
- TRUE:1回だけ出現するデータを抽出する。
- FALSE:重複分を除いたデータを抽出する。
- 社員名簿から二重登録されている分を削除したい
FILTER関数:条件に合うデータを抽出する関数

FILTER関数(フィルター関数)は、条件に一致する行を抽出する関数です。
FILTER(範囲, 条件, [一致しない場合の値])
- 範囲(必須/)
- 検索する範囲を指定する。
- 条件(必須)
- 検索する条件を指定する。
- 一致しない場合の値(省略可)
- 一致する行がない場合に返す値を指定する。
- 今月売れた商品だけ表示したい
OFFSET関数:指定した位置にあるセルや範囲を参照する関数

OFFSET関数(オフセット関数)は、基準の位置から指定された分だけ移動した先にある、指定された範囲の参照を返す関数です。
OFFSET(基準, 行数, 列数, [高さ], [幅])
- 基準(必須)
- 基準となるセル範囲を指定する。
- 行数(必須)
- 【基準】から何行分下に移動するか指定する。負の値を指定すると上に移動する。
- 列数(必須)
- 【基準】から何列分右に移動するか指定する。負の値を指定すると左に移動する。
- 高さ(省略可)
- 範囲の高さを指定する。省略すると【基準】と同じ高さとして処理される。
- 幅(省略可)
- 範囲の幅を指定する。省略すると【基準】と同じ幅として処理される。
- 集計範囲をデータの増減に応じて自動で変えたい
WEBSERVICE関数:Webからデータを取得する関数

WEBSERVICE関数(ウェブサービス関数)は、Webサービスからデータを返す関数です。
WEBSERVICE(URL)
- URL(必須)
- 呼び出すWebサービスのURLを指定する。
- 住所から郵便番号を取得したい
- 法人名から法人番号を取得したい
最新のExcelならすべての関数が使える!
関数はExcelのバージョンアップごとに増えているため、古いバージョンのExcelでは一部使えない関数があります。
たとえば、今回ご紹介した関数だと
- XLOOKUP関数
- UNIQUE関数
- FILTER関数
これらの関数はExcel 2021以降のバージョンでしか使用できません。
すべての関数を使いたい場合は、最新のExcelを手に入れましょう。最新のExcelを含むセット商品については以下の記事で詳しく解説していますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は、Excelのよく使う関数をご紹介しました。
Excelで関数を使ったことがない方は、まずSUM関数をはじめとした16個の関数から覚えてみてください。これらの関数は覚えやすいので初心者の方でもすぐに習得できるはずです。
慣れてきたらSUMIFS関数をはじめとした12個の関数も覚えてみてくださいね。
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