Office 2024がリリースされました!

Excelで重複を削除して1つだけ表示する方法

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

今回は、Excelで重複を削除して1つだけ表示する方法をご紹介します。

1列で重複をチェックする方法と、2列で重複をチェックする方法の、大きく2パターンに分けてご紹介します。重複しないリストを作りたい方はぜひご覧ください。

Excelで1列の重複を削除して1つだけ表示する方法

Excelで1列の重複を削除して1つだけ表示する方法には、以下のようなものがあります。

  • 「重複の削除」機能を使う
  • IF関数とCOUNTIF関数を使い
  • フィルターオプションを使う
  • UNIQUE関数を使う

なお、UNIQUE関数はMicrosoft 365やOffice 2021以降でなければ使用できません。以下の記事にてMicrosoft 365やOffice 2021の購入ページをご紹介していますので、Office 2019以前のバージョンをお使いの方はチェックしてみてください。

方法1:「重複の削除」機能を使う

「重複の削除」機能を使う場合、まず重複データを含むセル範囲を選択して「データ」タブ⇒「重複の削除」をクリックします。

Excel

「重複の削除」が表示されたら、必要に応じて設定を変更し、「OK」をクリックします。

Excel

これで重複しないリストが作成されます。

Excel

方法2:IF関数とCOUNTIF関数を使う

IF関数とCOUNTIF関数を使うと、重複データに印を付けることができます。その印を除いてフィルターをかければ、重複しないリストを作成できます。

IF関数(イフ関数)は、条件を満たす場合と満たさない場合とで処理を変える関数です。

IF関数の構文

IF(論理式, 真の場合, 偽の場合

論理式(必須)
条件を指定する。
真の場合(必須)
条件を満たす場合の処理を指定する。
偽の場合(必須)
条件を満たさない場合の処理を指定する。

COUNTIF関数(カウントイフ関数)とは、単一の条件に一致するセルの個数を求める関数です。

COUNTIF関数の構文

COUNTIF(範囲, 検索条件

範囲(必須)
検索する範囲を指定する。
検索条件(必須)
検索する条件を指定する。

(例)A2~A8の中で重複するデータがあればB2~B8に「重複」と表示する。

B2に=IF(COUNTIF($A$2:A2,A2)>1,"重複","")と入力し、B2の右下の■をB8までドラッグしてコピーします。すると重複するデータのB列に「重複」と表示されます。

Excel

データ範囲を選択して「データ」タブ⇒「フィルター」をクリックします。

Excel

「判定」列の右の矢印を押し、「重複」のチェックを外して「OK」をクリックします。

Excel

これで重複しないリストが作成されます。

Excel

データを元に戻したいときは、「データ」タブ⇒「クリア」をクリックすればOKです。

Excel

方法3:フィルターオプションを使う

フィルターオプションを使うと、重複しないリストを別の場所に抽出できます。

まず「データ」タブ⇒「詳細設定」をクリックします。

Excel

「フィルターオプションの設定」が表示されたら、「指定した範囲」を選択⇒「リスト範囲」の入力ボックスをクリック⇒抽出したいデータ範囲を選択します。

Excel

「抽出範囲」の入力ボックスをクリック⇒抽出先の起点となるセルを選択⇒「重複するレコードは無視する」にチェック⇒「OK」をクリックします。

Excel

これで重複しないリストを別の場所に抽出できます。

Excel

方法4:UNIQUE関数を使う

UNIQUE関数を使うと、フィルターオプションを使った場合と同じように、重複しないリストを別の場所に抽出できます。

UNIQUE関数(ユニーク関数)は、重複しないデータを抽出する関数です

UNIQUE関数の構文

UNIQUE(範囲, [検索方向], [回数]

範囲(必須)
重複データを含むセル範囲を指定する。
検索方向(省略可)
重複をチェックする方法を以下のいずれかで指定する。省略すると「FALSE」として処理される。
  • TRUE:右方向にチェックする。
  • FALSE:下方向にチェックする
回数(省略可)
何回出現するデータを抽出するか以下のいずれかで指定する。省略すると「FALSE」として処理される。
  • TRUE:1回だけ出現するデータを抽出する。
  • FALSE:重複分を除いたデータを抽出する。

(例)A1~A7で重複しないデータをC1以下に抽出する。

C1に=UNIQUE(A1:A7)と入力すると、重複しないリストが抽出されます。

Excel

Excelで2列の重複を削除して1つだけ表示する方法

たとえば、「1列だけの重複は無視して、2列とも重複しているときだけ重複を削除して1つだけ表示したい」という場合は、重複をチェックしたいセルを結合したうえで、前述のような方法を使います。

(例)A2~A9の「姓」と、B2~B9の「名」の両方が重複しているデータを削除する。

C2に=A2&B2と入力し、C2の右下の■をC9までドラッグしてコピーします。

Excel

あとはC2~C9を対象に、「重複の削除」機能などを使えば、重複しないリストが作成されます。

まとめ

今回は、Excelで重複を削除して1つだけ表示する方法をご紹介しました。

重複しないリストを作成するもっとも簡単な方法は、「重複の削除」を使う方法でしょう。重複したリストを残しつつ、重複しないリストも作成したい場合は、UNIQUE関数を使う方法が簡単でおすすめです。

2列で重複をチェックしたいときは、重複をチェックしたいデータを結合するのがポイントとなります。

Udemyの動画講座なら自分のペースでExcel VBAを学べる!

Udemyでは、買い切りの動画講座で好きな分野について自分のペースで学ぶことができます。

パソコンだけでなくスマホにも対応しているので、移動時間や休憩時間にスマホで学習することも可能です。

30日間の返金保証付きなので、初めてでも安心して受講できますよ。

▼ おすすめのExcel VBA講座はこちら ▼